毎年楽しみにしている夏休み。今年もまもなくやってきますね。
今年はなにをしようか・・・とわくわくしている人も多いのではないでしょうか。
保護者の方の中には、「子供も大きくなってきたし、そろそろ一人旅でもさせてみようかな?
私の実家へ行かせるなんてどうかしら・・・」なんて考えている人もいるかもしれません。
「でも、心配だな・・・」とお悩みの保護者の方へ、今日は子供だけで安全に旅をするための注意点をまとめました。
子供だけで帰省できるのは何才から?
一般的には、字の読み書きがある程度できる年齢からがよいので6歳くらいからがよいのではないでしょうか。
新幹線も飛行機も12歳以上は大人料金となりますので、それ以下の年齢のときに行かせるのが、料金的にもお得だといえます。
ちなみに私は、小学校低学年からひとりで週末などに電車でおばあちゃんの家に行ったりしていました。
万が一、迷子になったときに最低限自分の名前や住所、電話番号が言えないと大変なことになりかねないので・・・ですが、お子さんによってさまざまだと思いますので、保護者の方が見極めてあげてくださいね。
ちなみに鉄道には、大人の付き添いなしで乗せてもOKという年齢等の明確な定義は決められておらず、子供運賃さえ払えば問題ないので、やはり、保護者の見極めが大切だと思います。
最近では、交通機関が一人旅のお子様をスタートからゴールまでフォローしてくれるサービスもあります。
たとえば、ANAでは、「ANAジュニアパイロット」というサービスを行っており、事前に手続きをしておけば、客室乗務員の方が様子を見ていてくれるので、安心して旅に出せますね。
最近は、テレビなどで不穏なニュースも多いですから、あらかじめ会社に問い合わせて相談しておくのもいいかもしれません。
帰省するときの持ち物チェック!
「かわいい子には旅をさせよ」といいますね。
一人で帰省させるには不安もありますが、忘れ物があるともっと大変です。
ここでは、持ち物についてご紹介します。
1)バックはリュックがおすすめ
子供に手提げバックやキャリーバックは持ち運びが大変になることもあります。
両手が使えるリュックサックがおすすめです。
2)切符や旅券
忘れたら乗れません。失くさないように注意しましょう。取り出しやすい場所に入れておくといざというときに慌てません。
3)子供の身分証や緊急時の連絡先を書いたメモなど
旅先で体調を崩す可能性もあるので、保険証を持たせましょう。
また、万が一迷子になったときのために、保護者の連絡先を書いたメモを持たせると安心です。
携帯電話がある場合は、GPS機能などのチェック、充電器も忘れずに。
4)着替えなどの日用品
長期の帰省になる場合は、荷物も多くなりがちですので、予め荷物を実家に配送しておき、子供には最低限のものを持たせるという方法もおすすめです。
なるべく、コンパクトにまとめるようにしましょう。
また、ゲームなどの車内で遊べるものを持たせると退屈せずに過ごせます。
1)現金
あまり高額を持たせるのは危険ですのでやめましょう。
ICカードなどにチャージして持たせるのも安心ですね。
ただし、地域によっては使えなくなることもあるので、注意しましょう。
2)お弁当やお茶、お菓子など
時間がお昼ご飯などにかぶる場合、子供が駅などでお弁当を買うのは難しい場合もあります。
子供だけで交通機関を利用するときのポイント
さて、持ち物が揃ったら、子供に交通機関の利用方法を学ばせましょう。
新幹線に乗せたから安心・・・と思っていたら、子供が車内で眠ってしまい迷子に!なんてことにならぬよう、きちんと話し合いをしましょう。
1)知らない人に注意しましょう。
親切に声をかけてくれた人だとしても、個人情報を簡単に晒さないようにしましょう。
また、知らない人とトイレなどで二人きりになるのは避けるなど、安全についてよく話し合いましょう。
2)所要時間の把握をしておきましょう。
目的地である実家の両親とも連絡を取り合い、到着時刻などは伝えておきましょう。
迎えに来てもらう際の目安にもなります。
また、子供が携帯を持っている場合には、「もうすぐ降りる駅だよ」とメールなどをしてあげられれば安心ですね。
3)予め、駅の構内などのトイレの位置や出口などを確認しておきましょう。
ネットなどで構内図を見ながら、「降りたら○○という出口から出るんだよ」など教えておきましょう。出口がたくさんあっても迷いません。
4)車内での一般的なマナーも身に着けておきましょう。
自分たちだけで初めての旅ということで、ついはしゃいだりする気持ちもあるかもしれません。
「電車内では静かにする」「飛行機の中では携帯を切る」など、身近なマナーを確認しておきましょう。後々まできっと役に立ちます。
最後に
初めての子供だけの旅は、本人たちにとってはとてつもない大冒険となります。
保護者にとっては心配な面もあるかと思います。
現地のおじいちゃん、おばあちゃんとも連携もとり、フォローしてあげてくださいね。
やり遂げたという自信は、きっと子供にとっても夏休みのすばらしい思い出になり、大人への一歩となるでしょう。