寒くなると流行りだすもののひとつに、「ノロウィルス」があります。
ノロウィルスは感染力が非常に強く、子どもやお年寄りが感染すると、重篤になることが多い怖い病気です。
新米ママは、この季節になると気になり始めるのではないでしょうか。
赤ちゃんは病気になっても、自分で伝えることがまだできません。
早く気付いてあげられるよう、その症状について学びましょう♪
ノロウイルスに乳児がかかるとどうなる?
ノロウィルスの感染源として有名なのは、生牡蠣による食中毒ですね。
私も以前かかったことがあり、とても苦しい思いをしました。牡蠣は大好きなので相変わらず食べますが、生牡蠣はもう食べられなくなりました。
しかし、赤ちゃんはまだ牡蠣を食べられません。なのに、何故感染するのでしょうか。
赤ちゃんが感染する主な原因は「二次感染」がもっとも多いです。
新生児~3ヶ月くらいまでは、お母さんからもらった免疫で病気になりにくいとはいわれていますが、可能性はゼロではありません。
ノロウィルスは抗体や免疫がないため、生後すぐでも感染してしまいます。
感染すると、高熱、吐き気、だるさ、下痢などの症状が出ます。
特に嘔吐についてはいつもと違うので、すぐわかると思います。
赤ちゃんは、嘔吐物を喉につまらせる可能性がありますので、吐いたあとは背中をタオルやクッションで支え、横向きに寝かせましょう。
赤ちゃんの場合は、ミルクを白湯で薄めたり、白湯やお茶をこまめに飲ませてくださいね。
また、嘔吐物からも感染する可能性があります。嘔吐物を処理する場合は、マスク、手袋を忘れないようにしましょう。
おすすめの除菌スプレー自作方法と市販品をご紹介
ノロウィルスは除菌ができるのでしょうか。
結論からいうと、一般的な消毒液では死滅しません。
では、どうすればいいのでしょうか。消毒をするには以下の消毒液が効果的です。
・次亜鉛素酸ナトリウムによる消毒
「キエルキン」という商品があります。これは、多くの保育園で使用されている商品で、薄める必要がないので簡単に使えます。
肌や口に入っても大丈夫なので、哺乳瓶やぬいぐるみ、子供のおもちゃなどの除菌できるため、赤ちゃんのいる家庭にオススメです。特におもちゃはいろんな人が触るので、シュッとひと吹きで除菌できたら便利ですよね♪
買いに行ったり、取り寄せたりは時間もかかるので手間!という方は次亜鉛素酸水の代わりになる消毒液を自分で作ることもできますよ♪
作るときはくれぐれも液体が目に入らないようご注意くださいね!
・500mlのスプレーボトル(100円ショップで購入できます)
・水500ml
・塩素系漂白剤(ペットボトルのフタ2杯分)
気になるところにスプレーをして見てください。
ちなみに手作りの除菌スプレーは時間とともに徐々に効果が薄くなっていきます。なるべく一回分づつ作るようにしてください。
乳児からノロウイルスを遠ざける為の予防方法
ノロウィルスはまず感染をしないことが重要です。
赤ちゃんをノロウィルスから守るにはどうすればいいのでしょうか。
まず、外から持ち込まないことが一番ですが、眼に見えないものですし、なかなか難しいですよね。
家族みんなで帰宅後は手を洗いましょう。石鹸で丁寧に洗うようにしてください。
うがいもしっかりやってくださいね。
あとは、食事に気をつけて、睡眠をしっかりとり、体の免疫を上げてください。
食器や哺乳瓶はしっかり消毒しましょう。80℃以上の熱湯で1分以上煮沸すれば菌は死滅します。
最後に
大切な赤ちゃんがノロウィルスに感染してしまったら、慌ててしまうもの。
しかし、早めの対処で症状の悪化を防ぐことができます。
家族みんなで、予防に努めたいものですね。