歯を治すには歯医者さんに行くしかありませんが、なんとなく気になるのが、「今使っている器具やブラシは使いまわし?」という問題ですよね。
もちろん、きちんと消毒しているのだろうけど、デリケートな口の中のことなので、気になるところですね。
今日は、歯医者さんでの器具使いまわしのチェック方法や安心できる病院の選び方までをお知らせします。
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現在では、歯医者の器具は、使い捨てもしくは、一人ごとに交換というのが基本となっています。
しかし、歯を削るときに使用する医療器具(ハンドピース)を医者が使いまわすケースがあり、平成20年に厚労省が実施した調査では、ハンドピースを消毒してるか?というアンケートに半数以上が「アルコールなどを含ませた綿などで拭くだけ」と回答しており、毎回減菌していると答えた歯医者は全体の30%でした。
口の中はとてもデリケートで器具に血液などが付着し、別の人に感染を起こす可能性もあります。
これが、C型肝炎やエイズなどでしたら、本当に怖いですよね。
今のところ、感染などの報告はなく、県歯科医師会や厚生労働省は2014年より、患者ごとの高圧減菌減菌処理をするように指導はしていますが、減菌処理にはコストがかかり、減菌されていないケースが多いのが現状です。
ちなみに現段階では、滅菌をしなくても、厳罰があるわけではなく、歯医者のモラルに任せるといったことが現状のようです。
アメリカでは、ハンドピースの消毒、減菌が義務化されています。アメリカでは使いまわしが発覚した場合、医師免許のはく奪までいってしまうとても重い罪です。
器具や歯ブラシを滅菌しているかのチェックポイント
減菌されているかを見分けるための方法を、ご紹介します。
調べてみたところ、診察室に入ったときに確認できるいくつかのチェックポイントがありました。
治療に入る前に周りを見回してチェックしてみるといいでしょう。
■器具が置きっぱなしではないか
減菌された器具は、使用前に装着することが多いので、器具がつけっぱなしでユニットが置かれていたら要注意です。
また、削る予定がないのに、ドリルなどがそのまま放置されていた時も同じです。
■ユニットが袋に入っているか
使用前にユニットを袋から出していたら、滅菌済みだと思ってよいでしょう。
治療の前にユニットの減菌パックを患者の目の前で開けていれば安心できますね。
■歯ブラシは封をされていたものか
歯医者さんで歯ブラシの使い方を教わることもあるでしょう。
その場合の歯ブラシもチェックしてみましょう。
ますは封がされた袋から出しているか。そして持ち帰りさせてくれるかですね。
封がされていれて、持ち帰りをさせてくれるならば安心ですね。
持ち帰りさせてもらえない時は、使いまわしされているのかもしれないので確認してみましょう。
衛生処理のきちんとした歯医者の選び方
歯医者さんを選ぶ際に、ホームページをチェックしてみるのがよいでしょう。
歯医者さんのホームページをいくつかみたところ、「減菌処理しています」と明記のある歯医者さんもありました。
本当がどうかわからない…と言い出したらキリがありませんし、書いてないからといって、やっていないとは言いませんが、目安にはなるでしょう。
また、心配であれば予約の際などに、減菌の有無などに関して聞いてみるという方法もあります。
確認は患者さんの権利ですので、わからないことは質問してみましょう。
最近は、病院の口コミサイトなどもネット上で充実しています。いろんな人の意見を聞いて、自分に合った病院を選びましょう。
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私は、昔は歯医者さんなんてどこでも同じだと思っていましたが、治療が終わった歯が痛み出したので、別の歯医者さんに行ったところ「この歯はまだ治療中ですか?」と言われたことがあり、「終わっているはずです」と答えたところ、こんな治療はありえないというようなことを言われたことがあります。
本来であれば銀歯などで補強すべきところが、軽いプラスチックのようなものが詰め込まれており、しかも中に水が溜まっていたそうです。怖いですね。
もちろんきちんとした歯医者さんの方が多いはずです。歯医者については、行ってみて、「なんか違うぞ?」と感じたら、別のところに行くのもありだと思います。
自分にあった歯医者さんを見つけてみてくださいね。