「本屋に行くとお腹が痛くなる」という話を聞いたことはありませんか?
本屋+腹痛というなんの関係もなさそうな組み合わせですが、実際に悩んで人もいることでしょう。
今日は、摩訶不思議な本屋と腹痛の関係性について探ってみましょう。
目次
本屋に行くとお腹が痛くなる人は多い?
本屋に行くと起こる腹痛ですが、これには名前があります。
その名も「青木まりこ現象」といいます。
「え…誰?」と思った人~私もそのひとりです。
どうやら、青木まりこさんという女性が、1985年に雑誌に「本屋に行くと腹痛に見舞われるのはなぜですか?」という投稿をしたことがきっかけのようです。
原因を探ろうとあるラジオ番組が実験を行いました。
この実験は、本屋、図書館など、数百種類の香りを集めて作られた「本屋の香りスプレー」というものを使用して行われました。
放送時間の一時間スタジオに吹きかけて行われた実験の結果、便意を催したスタッフがおり、効果が出たようです。
しかし、あくまで番組内での出来事なので、効果を確約するわけではありません。
この現象は、医学的に立証を得ているわけではありませんが、「本のインクの匂いによって便意を促す」や「ニオイがトイレットペーパーを連想させるため」など様々な諸説がありますが、どれも都市伝説の域を出ないようです。
本屋で腹痛になる原因は?
それでは、本屋に行くと腹痛が起こるのはなぜなのでしょうか。
これには諸説ありますが、中でも有名なものをご紹介します。
①本のインクに含まれる揮発性化学物質が原因とられる説
科学物質過敏症の人が本屋に行くと、新しいインクのニオイなどに過敏に反応し、腹痛やめまい、吐き気などを起こすとされる説。
②トイレに行きたい欲求を呼び起こすとされる説
本を見ると気持ちが落ち着き、精神的に活性化され、結果トイレに行きたくなるという説です。
③まぶたスイッチ説
本屋の中では、本を探すためにキョロキョロしますよね。瞬きもいつもより多くなります。
瞼を大きく見開くことによって交感神経が刺激され、トイレに行きなくなるというもの。
しかし、これだと、例えば雑貨屋などでもキョロキョロするはずですが、トイレに行きたくなるといった話は聞いたことがありません。
矛盾のある説ですね。
④プレッシャー説
本屋に行くとトイレがないかも…行けないかもれない…というプレッシャーが逆にトイレに行きたい気持ちを促す、というもの。
意識すると、余計に…というのは私も試験中や映画館などで経験があります。
私は、毎回ではありませんが、本屋で立ち読みをしていると、なんとなくお腹が痛くなり、トイレに行きたくなることがあります。
これも、青木まりこ現象なのでしょうか…不思議です。
ゆっくり買い物するためにできる事とは?
本屋に言ってもお腹が痛くならずに快適に買い物をするにはどうすればいいのでしょうか。
少しでもましになるように対策を調べてみました。
①前もって、トイレの場所を把握しておく
トイレって行けないと余計に行きたくなります。しかも、場所がわからないともうパニック状態ですね!
予め、トイレの場所を把握しておき、いざというときに慌てないようにしましょう。
②立ち読みはせず、ほしい物を買って帰る
長期間いることが原因なのであれば、早く帰ればいいのです。
じっくりと選べないのは残念ですが…なるべく早く本屋を出るようにしましょう。
③便秘解消に使えるかも?!
便秘は女性の悩みですね。
そんなときに、本屋へ行って、あえてトイレに行きたくさせるというテもあります。
根本的な解決にはなっていませんが、少しは役に立つかもしれません。
最後に
青木まりこ現象は、アメリカでも報告がされており、日本製品が問題というわけではないようです。
地球上にいる以上、この現象から逃げることはできないのかも知れませんね…!
私自身もこの現象については不思議には思っていましたが、名前があるとは知りませんでした。
科学的根拠がないというところが、不思議な魅力を感じます。
これは本屋に住む妖精さんの「いたずら」なのかもしれませんね♪