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箱根駅伝でよく聞く「繰り上げスタート」って何?ルールを徹底解説

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あっという間に12月になりましたね。
この時期になると、実業団や大学の駅伝大会などが開かれていてテレビでも放送していますよね。その中でも大きな駅伝イベントといえば、年明け早々に行われる「箱根駅伝」です。

箱根駅伝は毎年予選もスポーツニュースなどで放送していますが、出場するだけでもすごい事ですよね。

放送を見ていると、トップとの差があまり開いてしまうと「繰り上げスタート」という、タスキを渡せないまま次のランナーが走る状況を皆さん一度は見たことがあると思います。

これって何なのでしょうか?
交通状況の問題もあるのかと思いますが、ランナーはもとより、テレビで見ている方は頑張ってほしくて、力入って応援してしまいます。

今回は繰り上げスタートルールについてまとめてみました。

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繰り上げスタートはどんな時に使う?

「繰り上げスタート」とはトップとの差が一定以上開いてしまったために、タスキが繋がっていなくても次のランナーが強制的にスタートするルールです。

このルールは大会の運営上の交通規制の時間内にランナーをゴールさせるために作られたものです。この一定以上の時間ですが、区間によって異なります。

2区と3区は10分間で繰り上げスタート、4区・5区は20分、6区は復路のスタートなのですが、往路区間が10分以上遅れた場合は繰り上げスタートです。

そのため10分以上遅れたチームは一斉にスタートすることになります。
それ以降は各中継所でトップとの差が20分以上遅れると繰り上げとなります。

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終盤になると差が開いてしまっているケースが多いので、9区や10区では繰り上げスタートが多くなります。

繰り上げスタートだと優勝は無理?

理論だけで言えば、完走すれば正式なタイムは残るので、繰り上げスタートでも総合優勝することは可能ですがあくまで理論上です。

例えば2区で11分差が開いた場合、繰り上げスタートになりますが、この場合は残りの9区間で11分縮めることが出来れば優勝できます。

また他の例だと、往路をトップから11分遅れてゴールした場合、復路は8時10分にスタートしますが、1位でゴールしてそこから1分以内に2位がゴールしない場合は総合優勝となりますが、実際に実現することは難しいでしょう。
10分の差を縮めることは簡単な事ではありませんから。

因みに過去にあったようですが、繰り上げスタートぎりぎりでタスキを手渡しでは間に合わなさそうなので投げたということがありました。これは失格になってしまうので投げてはいけません。

繰り上げスタートすると記録はどうなる?

結論から言うと、途中で棄権しなければそのまま記録として残ります。
途中棄権した場合は、その後の区間は当然ですが、記録が無くなります。

また個人としては区間成績がよければ区間賞も獲得することが出来ます。

復路の6区の繰り上げスタートは時間差を考慮して総合順位は決まります。
ちなみに繰り上げスタートとなった場合、繋げないのでタスキは変わりますがタスキは大学が用意したものではなく、駅伝の主催者が用意した白いタスキになります。

ただ5区と10区(それぞれの最終ランナー)だけは予め大学が用意したものを使うようです。これは駅伝主催者側の意向です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。繰り上げスタートにはならないようにランナーたちも日々練習を頑張っていますが、大学や選手たちの傾向、目標などが事前に放送されることが多いので情報を集めておくとより駅伝を楽しむことができますね。

実際に自分の卒業した学校が出るとより力が入りますよね。
私は関東の大学ではないので、出場校のOBはもっとワクワクするだろうなぁと思いつつ毎年駅伝を見るのを楽しみにしています。

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