暑かった夏も終わり、季節が秋に移り替わっていくと楽しみなことが多くなってきます。
栗や松茸などの秋の味覚や、秋は連休が多いので旅行に出掛けたりなど色々な楽しみがあります。その中の一つに、お団子を食べながら見る「中秋の名月」もあります。
中秋の名月と言えば「満月」というイメージがありますし、それと同じ様に「十五夜」というイメージもあります。
この「中秋の名月」「満月」「十五夜」の関係、気になったことはありませんか?
そこで今回は、「秋の月」についてのアレコレをご紹介しますね。
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それぞれの違いをご紹介する前に、それぞれが一体どんな意味を持つのかなどをご紹介します。
まずは中秋の名月ですが、これは毎年秋に行う「お月見」の事で、一年に一回やってきます。
この時には合わせて、ススキやお団子、地域によっては里芋などをお供えして、ご先祖様への感謝の気持ちを表す風習です。
また、中秋の名月の時期は、毎年8月15日(旧暦の秋の中心日)となっておりますが、現在の暦に当てはめると、毎年9月中旬~10月上旬です。
感覚的には、9月15日あたりにお月見のイメージがありますね。
次に十五夜ですが、これは「毎月15日の夜(旧暦)」です。
先程、中秋の名月は旧暦の8月15日とご紹介しましたが、旧暦に当てはめると、中秋の名月は年に一度しかありませんが、十五夜は「毎月15日の夜」にやってきます。
中秋の名月はいつ?、十五夜はいつも満月?うんちく話と、余談
先程は、中秋の名月は年に一度、秋に行われるとご紹介しました。
では、今年2016年の中秋の名月はいつなのでしょうか?
2016年は「9月15日(木曜日)」です。2016年はちょうど15日ですが、年によっては9月27日となっていたりズレが生じます。
これは、旧暦が「月の満ち欠け」で判断している為です。
ちなみに、新暦(現在の暦)は、太陽が基準にしています。
最初に、中秋の名月は「旧暦8月15日」とご紹介しましたが、この旧暦と新暦は「約1ヶ月のズレ」がある為と言われています。
また、十五夜の時に見る月は満月のイメージがありますが、「いつも十五夜が満月であるとは限りません」
それは「月の公転軌道」に関係があります。満月は、日頃から見ている月と太陽が、ちょうど「反対方向」に並んだ時にしか見えませんが、この公転軌道が「楕円」の為、並ぶ時間がズレる事があります。
その結果、約1日や2日、場合によってはそれ以上のズレが発生し、15日と重ならない時があるからです。
ただ、毎年の中秋の名月は、ほぼ満月の場合が多いので、しっかり楽しめると思います。
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中秋の名月は年一回ですが、十五夜は毎月15日(旧暦)です。年に一度の中秋の名月でお月見を楽しみましょう。