NHKの大河ドラマは、1963年から放送されているNHKのテレビドラマシリーズです。
古くから人気がある大河ドラマですが、欠かさず見ている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実家では、幼い頃に祖父母が毎朝欠かさずに見ていたことを覚えています。
今回は、そんな大河ドラマについてのお話です。
視聴率は作品の質を表すパラメーター。どうやって決まる?
視聴率ですが、皆様はどのように視聴率が決まるのかをご存知でしょうか?
なんとなくですが世帯の視聴時間なのではないかと思っていたのですが……実際に調べたところ、視聴率には2種類あることがわかりました。
世帯視聴率
テレビをもっている世帯の、どのくらいの世帯がテレビをつけていたかを表すもの。
個人視聴率
世帯内の4歳以上の家族の誰が、どれだけのテレビを視聴したかを表すもの。
つまり、番組の良し悪しに関わらず、どれくらいの人に見られているかを示しているわけですね。
しかし、この視聴率はテレビのある全世帯から調べられるのではないのです。
全国の27地域のうち、6600世帯を地区ごとにわけて集計しているのです。
もちろん、対象世帯はローテーションし、一定期間経つと全ての世帯が入れ替わるようになっています。
この視聴率を逆算して、視聴世帯と人数がわかるのです。
視聴率が高かった人気作ベスト5
そんな大河ドラマの過去の視聴率データを覗いてみたのですが、驚くことに過去にとんでもない数字を出していました!!
ですので、最高番組平均視聴率が高かったものをご紹介いたします。
『赤穂浪士』
最高番組平均視聴率 53.0%
1964年1月から12月まで放送された、大河ドラマ史上最高番組平均視聴率の記録を出した凄い作品です。
『武田信玄』
最高番組平均視聴率 49.2%
1988年1月から12月まで放送された作品で、作中の「今宵はここまでに致しとうございまする」がこの年の流行語大賞に選ばれました。
『独眼竜正宗』
最高番組平均視聴率 47.8%
1987年1月から12月まで放送された作品で、NHK調査のアンケートでは最も好きな大河ドラマとされています。
『元禄太平記』
最高番組平均視聴率 41.8%
1975年1月から12月まで放送された作品で、このドラマの撮影にはエリザベス2世が見学に来たことで有名です。
もしかすると、このときの映像を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
『太閤記』
最高番組平均視聴率 39.7%
1965年1月から12月に放送された作品で、高橋幸治さんの演じた織田信長に人気が集まり「織田信長を殺さないで」という投書がNHKに殺到してしまい、本能寺の変の放送が延期されました。
ちなみに、この大河ドラマはインターネットで再び視聴することができるようです。
次回作の見どころポイント。前評判はどう?
そんな大河ドラマですが、次回作は一体どのようなものなのでしょうか。
調べてみると、俳優が豪華すぎて驚きます……。
2017年NHK大河ドラマのタイトルは「おんな城主 直虎」
主人公、井伊直虎を演じるのは柴崎コウさんということで、絶対にカッコイイはず!! と、調べていくうちになんだか燃えてきてしまいました。
おんな城主 直虎 あらすじ
遠江の井伊家の当主、直盛には一人娘のおとわ(後の城主 井伊直虎)しかいなかったために分家の亀之丞を跡継ぎにします。
その為、おとわは亀之丞の妻になるものとして幼い頃から婚約をしていましたが、そこに悲劇が訪れます。
強大な今川家の支配下にあった井伊家は謀反の疑いをかけられてしまい、亀之丞の父が殺されてしまったのです。
そして当時9歳だった亀之丞の消息が途絶えてしまうのです。
噂では、謀反を今川家に告げたのは井伊家家老の小野政直らしいのですが、どうやら政直は自分の息子の鶴丸とおとわを婚約させるつもりだったようです。
しかし、おとわは亀之丞との約束を守るために、誰とも結婚ができないように出家してしまい……。
と、このようにはじまるわけですが、どうやら前評判を探ってみるとなんだかとっても不安そうな声が……。
・歴史上の人物がわからない。
・マイナーな登場人物で大丈夫なの?
私も直虎という名前なら聞いたことあるんだけど……誰ですか? 状態でした。
しかし、真田丸の時代と近いので、真田丸から戦国時代に興味を持った視聴者を取り込むことができれば、後は内容勝負ではないかと予想されます。
また、戦国時代をより多く知ろうとする方も増えるかもしれません。
まとめ
最近のテレビ離れや歴史に興味のない年齢層を如何にして取り込むのかがポイントなのではないかと思っています。
しかし、純粋に大河ドラマファンの方は待ち遠しく思うのではないでしょうか。
子供と一緒に朝ごはんを食べながらついつい観てしまうのですが、見逃さないように気をつけなければ、と思います。