皆さんは、本を読みますか?
私は、若い頃に電車移動が長かったので、常に本を持ち歩いていました。
しかし、現在では忙しさも重なって、あまり本を読む習慣がなくなってしまいましたが、たまに読みたくなるときがあります。
そんなとき、本屋で目にする「直木賞受賞」の文字。
今回は、そんな直木賞受賞作品についてのお話です。
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直木賞は、1935年からはじまり、作品数はとんでもない数になります。
第二次世界大戦のために中断した年や、該当作品がなかった年もあるのですが、古い歴史を持った凄い賞ですね。
1935年 鶴八鶴次郎・風流深川唄・明治一台女
1936年 天正女合戦・武道傳來記・人生の阿呆
1937年 ジョン万次郎漂流記
1938年 兜首・秋田口の兄弟
1940年 小指・軍事郵便・上総風土記
1941年 雲南守備兵
1942年 強情いちご・寛容
1943年 小説日本婦道記・山畠・蛾と笹舟
1944年 ニューギニヤ山岳
1949年 面刺青・海の廃園
1950年 執行猶予・天皇の帽子・長恨歌・真説 石川五右衛門
1951年 イエスの裔・鈴木主水・英語屋さん・颱風さん・御苦労さん
1952年 罪な女・叛乱
1954年 終身未決囚・ボロ屋の春秋・高安犬物語
1955年 強力伝・香港
1956年 お吟さま・勝烏・燈台鬼・壁の花
1957年 ルソンの谷間
1958年 花ののれん・赤い雪・落ちる・総会屋錦城
1959年 鏨師・馬淵川・梟の城・圑十郎切腹事件
1960年 錯乱・背徳のメス・はぐれ念仏
1961年 雁の寺・螢の河
1962年 栄分利満氏の優雅な生活・弧愁の岸
1963年 女のいくさ・塵の中・巷談本牧亭
1964年 炎環・張少子の話
1965年 虹・慮愁記・八百長
1966年 白い罌粟・青ざめた馬を見よ
1967年 追いつめる・聖少女・アメリカひじき・火垂るの墓
1968年 青玉獅子香炉・僑人の檻
1969年 戦いすんで日が暮れて
1970年以降
1970年 軍旗はためく下に・光と影・長良川
1972年 斬・手錠心中
1973年 津軽世去れ節・津軽じょんがら節・暗殺の年輪
1974年 鬼の詩・アトラス伝説・雨やどり
1975年 復讐するは我にあり
1976年 子育てごっこ
1978年 離婚・深重の海・一絃の琴・大浪花諸人往来
1979年 浪曲師朝日丸の話・ミミのこと・ナポレオン狂
1980年 花の名前・かわうそ・犬小屋・黄色い牙・元首謀叛
1981年 人間万事寒翁が丙午・蒲田行進曲・機雷
1982年 時代屋の女房・炎熱商人
1983年 私生活・秘伝・黒パン俘虜記
1984年 恋文・てんのじ村
1985年 演歌の虫・魚河岸ものがたり・最終便に間に合えば・京都まで
1986年 カディスの赤い星・遠いアメリカ・恋紅
1987年 海狼伝・ソウルミュージックラバーズオンリー・それぞれの終楽章
1988年 凍れる瞳・遠い海から来たcoo・東京新大橋雨中図・熟れてゆく夏
1989年 高円寺純情商店街・遠い国からの殺人者・私が殺した少女・小伝抄
1990年 蔭桔梗・漂泊者のアリア
1991年 夏姫春秋・青春デンデケデケデケ・狼奉行・緋い記憶
1992年 受け月・佃島ふたり書房
1993年 マークスの山・恋忘れ草・恵比寿屋喜兵衛手控え・無間人形 新宿鮫
1994年 二つの山河・帰郷
1995年 白球残映・恋・テロリストのパラソル
1996年 凍える牙・山妣
1997年 女たちのジハード・鉄道員(ぽっぽや)
1998年 赤目四十八瀧心中未遂・理由
1999年 王妃の離婚・柔らかな頬・長崎ぶらぶら節
2000年以降
2000年 虹の谷の五月・GO・プラナリア・ビタミンF
2001年 愛の領分・あかね空・肩越しの恋人
2002年 生きる
2003年 4TEEN・星々の舟・号泣する準備はできていた・後巷説百物語
2004年 空中ブランコ・邂逅の森・対岸の彼女
2005年 花まんま・容疑者Xの献身
2006年 まほろ駅前多田便利軒・風に舞い上がるビニールシート
2007年 吉原手引草・私の男
2008年 切羽へ・悼む人・利休にたずねよ
2009年 鷲と雪・ほかならぬ人へ・廃墟に乞う
2010年 小さいおうち・漂砂のうたう・月と蟹
2011年 下町ロケット・蜩ノ記
2012年 鍵のない夢を見る・何者・等伯
2013年 ホテルローヤル・恋歌・昭和の犬
2014年 破門・サラバ
2015年 流・つまをめとらば
2016年 海の見える理髪店
ご存知の作品はありましたか?
映画やドラマの原作になった作品もあるので、作品名を耳にしたことも多いかもしれませんね。
特に人気のある直木賞受賞作品ベスト3,2」
こんなにたくさんある受賞作品の中でも、人気のある作品をご紹介します。
第3位 2011年直木賞受賞 蜩ノ記(葉室麟)
葉室麟さんは、2005年に歴史文学賞を受賞して、小説化デビューをしました。
第2位 2011年直木賞受賞 下町ロケット(池井戸潤)
知っている方も多い作品だと思います。
池井戸潤さんは、1998年に江戸川乱歩賞を受賞して、小説家デビューをしました。
一番人気はこれだ!直木賞受賞作品ベスト1
そして、気になる人気の作品第1位は2014年直木賞受賞 サラバ(西加奈子)
著者初の長編小説である「サラバ」は、主人公の歩(あゆむ)の半生を描いた作品で、舞台になったイラン、大阪、エジプトは、実際に著者が歩んできた場所です。
現代の日本人に強烈に問いかけてくるスケールの大きい作品です。
まとめ
もの凄い作品数の中、全ての作品を読むことはできるのでしょうか……。
個人的には
2003年受賞 星々の舟(村山由佳)
2004年受賞 空中ブランコ(奥田英郎)が、オススメですね。
皆さんは、どんな作品がお好きでしょうか?