皆さんはクロッカスを育てたことってありますか?
クロッカスとは、球根の植物で、寒さに強いことで有名なのですが、管理の仕方一つで茎ごと倒れてしまうことも少なくはありません。
そこで、今回は水栽培で育てるクロッカスが咲かない理由と、管理の仕方をお伝えしますね。
置く場所の注意ポイント
置き場所ですが、球根は寒さにあてられて発根します。栽培を始めたころは暗くて涼しいところに置きましょう。根が出て、芽が出てきたら陽の当るところに移し替えましょう。
植物は光合成をしますので、陽ざしがなければ育ちません。
これは土で育てているときも同様です。
水を入れるときは、根が出る部分すれすれまで入れるのですが、この時に球根が水につかないように気を付けましょう。球根が水についてしまうと、そこから腐ってしまうので、注意してくださいね。
ここでの置き場所のポイントは
・芽が出たら陽のさす場所に移し替えること
水の交換の注意ポイント
水の交換は、週に1回が目安ですが、濁って気になるようであれば、細目に交換していきましょう。
他にも、ぬめりが出たり、濁って来たら換えているという方もみえます。
ただ、「ぬめりが出てないから大丈夫」、「まだ濁ってないから大丈夫」というわけでもありません。
特に、日当たりの良い場所に置き換えてからは根からの養分供給の頻度は上がっていますし、それだけ水が汚れるのも早いです。なので、日当たりの良い場所に移してからは水の交換の頻度が上がっていきます。
水の交換ポイントは
・ぬめりが出てきたとき
・上記の2つがなくとも1週間に1回
水栽培の花の栽培には水も大切ですが、栽培するための球根であったり、プランターを置く場所であったり、大切なことはたくさんあります。
溶液の濃度が濃すぎても上手くは咲きません。
ここは土で栽培していても同じですよね。
栄養を摂りすぎてはいけないのは植物も人間も同じです。
花が咲かないからと言って、溶液の濃度を濃くするのではなく、陽ざしの入り具合や、水の汚れ具合などもしっかりと見ることが大切です。
球根のチェックポイント
お店で買う場合や学校だと準備されたものから選ぶ場合のポイントは
・根が出る部分に傷がないもの
・球根が分かれておらず、一つになっているもの
この3点になります。
きれいに咲かせるポイントは球根選びから始まっているんですね。
おわりに
私もヒヤシンスを水栽培で育てたことがあります。
涼しくて暗い部屋ではなく、球根をセットした容器に黒い画用紙を巻いて窓際に置いていました。
きちんと発根して根腐れすることもなく、きれいな花を咲かせてくれていました。
その時は、球根は本来土に植えて育てるものだから黒い紙を巻くのだとしか思っていませんでした。
間違いではないのでしょうけれども(苦笑)
ヒヤシンスやクロッカスもきれいですが、パキラのような観葉植物もかわいいですよね。
室内にグリーンを取り入れるということで、退職前の職場では室内でポトスを栽培していました。
栽培方法は難しくなく、水が濁ってきたら取り換えたり枯れた葉っぱを落としたりしてはいましたが、たくましく育っていたのを覚えています。
土の植えるのと違って根の状態など確認しやすいのが水栽培のメリットでもありますね。
きれいに咲けるようにしっかり観察しておきましょう。