大切な節句に雛人形を購入したいと考えていても、いざ売り場に行ったら大きい雛人形しか置いていない……。
私も叔父に子供が生まれたときに、大きなひな壇飾りを用意している現場を目撃したのですが、正直なことをいうと、場所も取るし、お手入れも本当に大変です。
白い手袋で油分を付着させないように注意しながら作業する叔母の姿を見たとき、私は絶対に小さな雛人形を買おうと心に決めていました。
今回は、そんな雛人形についてのお話になります。
関連記事初節句に雛人形は必要?買わない派の意見が知りたい! 関連記事ひな祭りのちらし寿司!かわいくデコレーションするには? 関連記事初節句に雛人形は必要?買わない派の意見が知りたい!事前準備をしよう!ひな人形を選ぶ前にしておきたいことは?
雛人形を購入するときに一番大切なことは「どこに飾るのか」ということです。
玄関先や、リビング、和室など、飾る場所は様々ですが、購入前には必ず飾る場所を決めておいて、その場所にあった大きさのものを選ぶことをおすすめします。
場所を決めないで購入すると、目移りしてしまいます。
私も、娘が生まれたときに雛人形を購入すると義父が言い出してしまい、引越しをしても持ち運べるようにコンパクトなものを選んでもらいましたが、これは正解でした。
3人家族なので、お部屋もそんなに広くはないですし、大きいひな壇を選んでいたら大変なことになっていました。
今では毎年テレビの横に飾るようにしているのですが、猫が落としてしまいそうで毎回ヒヤヒヤしていますよ。
種類豊富!マンション向けのひな人形選び方のポイントは3つ!
以前は一軒家向けのひな壇が多く売られていましたが、今ではマンション向けのものが多く売られています。
雛人形の種類も様々で、可愛らしい顔のものから、従来どおりの顔のものまで様々です。
しかし、それだけではなく、今ではひな壇が収納箱になるものまであるのです。
これだけたくさんの雛人形があると、選ぶのに迷ってしまいますよね。
なので、今回はポイントを抑えてみました。
・雛人形を飾るスペースを確保してから大きさを選ぶ
実際に店頭で見てから、飾る場所の広さや雰囲気に合ったものを選ぶことをおすすめします。
ここで大きすぎてしまったりすると、置く場所に困ってしまい大変です。
・ケースの飾りや、収納の仕方をきちんと聞いてから選ぶ
ケースタイプにはデメリットもありまして、ガラスケースだと割ってしまう危険性があります。
特に心配がないようでしたら問題ないのですが、アクリルケースのものもありますので、家の状況に合ったものを選んだほうが良いです。
また、収納方法も物によっては違いますので、確認をしてからの購入をおすすめします。
・店頭で実際の顔を確認してから選ぶ
お雛様の顔は結構重要ですよね。
細工の細かさも、ネット注文では分からないこともありますので、やはり店頭でしっかりと顔を確認して、気に入った顔のお雛様を連れて帰りたいです!!
今は立ち姿のお雛様もあるので、迷っちゃいます。
可愛らしい顔のものもたくさんありますし、個性的な雛人形もたくさんありますので、いろいろ見た上で気に入ったものを購入したいですね。
ひな人形を飾ろう!基本の飾り方
雛人形は、染みになりやすいので手袋を着用してから飾ります。
また、収納の際も同じように手袋を着用して、埃などは毛ばたきで落としてから収納します。
「一段目」
京都では左が上位になりますので、向かって右側にお内裏様が座ります。
関東では武家が中心なので右側が上位になり、お内裏様は向かって左側に座ります。
「二段目」
三人官女を飾ります。
一人だけ立っていたり、座っていたりするのが中心にくる年長の官女です。
「三段目」
五人囃子は向かって左から太鼓、大皮鼓、小鼓、笛、扇を持った謡を並べるのですが、京都のものなどは雅楽の楽人になっている場合がありますので注意が必要です。
「4段目」
向かって右に左大臣、右大臣は左側へ置き、左手に弓、右手に矢羽を下にして矢を持たせます。
背負い弓は右側に見えるようにして、二人の間に菱餅、脇に小さなお膳、掛盤膳をおきます。
「五段目」
向かって左側から泣き上戸、怒り上戸、笑い上戸を置きます。
「六段目」
花嫁道具を飾ります。
「七段目」
お輿入れ道具を飾ります。
まとめ
やはり、大きなひな壇ですと大変ですね……しかし、娘の為なら……と奮発してしまう父親も多いようです。
そして、関西の雛人形と関東の雛人形では飾り方が違いますので、良く調べてからの購入をおすすめしますよ。
そしてどんな雛人形でも、やはり娘はとても喜ぶみたいで、私の娘は毎年雛人形を見てニコニコ笑っています。
雛人形は、女の子にとって大切な宝物のひとつなのかもしれません。