まもなく本格的な冬がやってきますね。
そして気が付いたらあっという間に年末・・毎年そんな感じです。
この時期になると必ず話題になるのが大掃除。
窓拭きやエアコンのフィルターの掃除はよく聞く話題ですが、お風呂は皆さんどのようにして洗っているのでしょうか?
私はお風呂用洗剤をつけて洗っていますが、重曹を使っての掃除をご存知でしょうか。
そもそも「重曹」とは何なのでしょうか?
今回は重曹をメインにご紹介していきたいと思います。
大掃除を始める時期は実は12月じゃないってほんと?
日本で「掃除」という言葉が使われるようになったのは平安時代です。「大掃除」もそのことから始まったとされています。
そもそも「大掃除」とは年末にその年1年の煤を払い、お正月の神様を迎える準備をすることであり、12月の宮中には欠かせない事でした。
さて、本題ですが、大掃除は掃除する場所によって良い時期がありますのでご紹介します。
まずカーテンの洗濯は4月下旬がベストです。
子供がいる家庭ならこの時期に始まる家庭訪問に合わせてちょうど良い時期です。
この時期、洗ったカーテンはそのままレールに吊るして風通しを良くすればすぐに乾きます。年末は忙いし、気温も低いので避けたいところです。
次に水回りですが7月初めいいでしょう。
年末は寒いので水を使うのは気持ち的に憂鬱ですよね。後述しますが、重曹などを使って7月の暑くなりはじめた時にやってしまいましょう。
換気扇の油汚れは11月初旬には取り掛かりましょう。
12月でもよいですが、油汚れの手ごわい所は早く片付けた方が賢明です。
最後に12月から年末にかけて細かい所を掃除しましょう。段階を踏んでやっておけば年末は床掃除ぐらいになります。
重曹がお風呂掃除にいい理由。食用と掃除用の違いは?
重曹はアルカリ性でお風呂の汚れは皮脂や汗が流れたもので酸性です。つまりアルカリ性の重曹は酸性の汚れを落とします。
そのためお風呂の汚れは、性質の異なる重曹がきれいに落としてくれるのです。
入浴直後は汚れが柔らかくなっているため、浴槽掃除に一番適しています。
重曹は天然ソーダ灰や合成ソーダ灰から出来ており、工業用、薬用、食用の3種類があります。成分はほぼ同じですが、製造の過程が異なるので不純物の量に差があります。
掃除用の重曹は食用として口にしてはいけません。
食用とはいえ、重曹にはナトリウムが多く含まれているので摂取量は1日5g以下にしましょう。沢山取りすぎると塩分過多となります。
その他、筋肉のひきつけ、手の震え、吐き気などの症状が出ることがあります。
重曹を使ったお風呂掃除の具体的な方法
お風呂の汚れにもいろいろありますが、主なものとして「水垢」「金属石鹸(石鹸や体の脂肪分や水に含まれるカルシウムが金属の成分と反応してできる汚れ)」「カビ」があります。
普段のお風呂掃除には重曹水をスプレーしてスプレーでこすり洗いをしましょう。
重曹スプレーはボトルにぬるま湯100cc、重曹3gを入れてよく振って溶かしたら出来上がり。65℃以上のお湯で混ぜると強アルカリ性になってしまうのでぬるま湯で作りましょう。
ドアのパッキンなどはクエン酸のスプレーをしてから重曹を振りかけましょう。
その後、浮き上がってきた汚れを歯ブラシなど細かい所が届くブラシでこすり取ります。
重曹をかけたら、しっかり水で洗い流して水分を乾いた雑巾なので拭き取ってください。カビが小さければこれで解決します。
先述の3つの汚れはこれで対応できます。重曹自体はアルカリ性で油汚れ、垢を落とします。
重曹は研磨作用・消臭作用がありますが、アルミには使えません。使用時は確認しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今年の冬は引っ越し前の最後の掃除になるので、お世話になった気持ちを込めて、重曹も使いつつ昨年以上に綺麗に掃除をしようと思っています。