お正月の昼には、家で箱根駅伝を見ている方も多いのではないでしょうか。
私の実家でも、親が好きということもあり毎年箱根駅伝を見ています。
箱根駅伝は毎年お正月に行われますが、なぜお正月に行われるのでしょうか。
また、箱根駅伝が始まったきっかけはなんなのか?
今回は箱根駅伝について是非知ってほしい記録と共に箱根駅伝の魅力を徹底解明します。
箱根駅伝ができたきっかけ。なぜ、正月に放送するのか疑問を解決
箱根駅伝とは正式には東京箱根間往復大学駅伝競走と言い、毎年1月2日、3日の2日間にわたって行われる大学駅伝の競技会です。
東京都の大手町にある読売新聞東京本社ビル前から神奈川県の箱根・芦ノ湖までの往復、合計217.1kmを走ります。この距離は、現在行われている駅伝の中で2番目 (最長は長野県縦断駅伝)の長さになります。
箱根駅伝の第1回目は、アメリカ大陸の継走での横断を実施するための代表を選ぶために1920年に行われました。その後第二次世界大戦の時に一時中断されましたが、1947年に復活してからは毎年行われています。
テレビで全国放送されるようになったのは1987年で、それからは知名度も高まり箱根駅伝はお正月の風物詩となりました。
箱根駅が始まった頃は特に行われる日にちは決まっていませんでした。
しかし、走るコースの交通量が1年間で1番少ないのが1月2日、3日の午前中ということもあり、第31回大会からは1月2日、3日に行われるようになりました。
駅伝見どころの「ごぼう抜き」!!過去の記録では20人抜かしてた!!
駅伝の見どころの一つと言えば「ごぼう抜き」ですよね。順位の低かったチームが一気に順位を上げていく様子を見ていると感動しますし、ついつい見入ってしまいますよね。
これまでの箱根駅伝でごぼう抜きの最高記録は2009年大会で第2区を走った日本大学(3年)のダニエル選手です。なんと、20人抜きを達成し、22位から2位まで一気に押し上げました。
ダニエル選手は2008年大会でも、15人抜きを達成しています。彼のごぼう抜きを生で見るために応援に来ていた人もいたようです。
そして、2番目の記録は2011年大会で17人抜きを達成した東海大学の村澤明伸選手、3番目の記録は2003年大会で15人抜きを達成した順天堂大学の中川拓郎選手です。中川選手は1974年に記録された12人抜きの記録を塗り替えて、29年ぶりの記録更新となりました。
駅伝の歴代記録をご紹介
ごぼう抜きの記録をご紹介しましたが、ではその他の記録も見てみましょう。
箱根駅伝に1番多く出場しているのは中央大学です。今まで90回も出場しています。
また、総合優勝回数も14回、そして箱根駅伝に87回連続出場と、箱根駅伝においてトップクラスの成績を持っています。
しかし、10月に行われた予選会にて2017年大会への出場を逃し、中央大学の連続記録は止まることとなってしまいました。テレビでも大きく取り上げられていたため、その時の映像を見た方もいるかもしれません。
ちなみに2番目に多いのは日本大学で86回箱根駅伝に出場しています。過去には12回優勝しており、こちらも箱根駅伝の常連校になります。
そして、箱根駅伝にて1番早くゴールしたのは2015年大会の青山学院大学です。(ただし、コース変更後)217.1kmを10時間49分27秒で走り抜き優勝を果たしました。
最後に
今回は箱根駅伝について、その始まりや記録についてご紹介しました。
箱根駅伝からは毎年ドラマが生まれます。ついつい見入ってしまうのも魅力の一つですよね。ぜひ家族と一緒に箱根駅伝を楽しんでくださいね。