4月になるとイースターの日!! というふうに騒がれますが、実際にイースターってどんなお祭りなのかを知っている人はいらっしゃいますか?
私の認識では、卵を可愛く飾る日という程度の認識なのですが、ある時娘と謀アイスクリーム屋さんに言ったとき、イースターって何? と聞かれてしまい、言葉に詰まってしまいました。
今回は、そんなイースターについてのお話です。
イースターの起源
そもそもイースターとは何かを簡単に説明すると、イエス・キリストの復活祭のことなんです。
イースターとは英語読みで、日本語読みにすると復活祭となるわけです。
イエス・キリストの復活を日本では宗教を関係なくイベントとしてお祝いしていることになるのですが、この復活祭には毎年決まった日付がないのはご存知でしょうか?
イースターの日は「春分の日後に来る最初の満月から数えて最初の日曜日」と紀元325年に開かれた世界協会会議で定められました。
そう、毎年イースターの日は変わるのです。
私の認識では4月は完全にイースターだと思っていたのですが(謀アイスクリーム屋のイベントなので)調べてみると新たな発見に驚きがいっぱいですね。
イースターエッグについてのエピソード
イースターエッグですが、これはイースターの休日や春のお祝いの為のものです。
本来ならゆで卵を染めたりするのですが、現在ではチョコレートで作られた卵形のものや、ジェリービーンズやキャンディを卵形のケースに詰め込んだものが主流です。
英国圏などでは、この卵をイースター・バニーというウサギが隠すとされていて、イースターの朝には子供たちがウサギの隠した卵を探すことになっています。
フランスやイタリアでは、協会の鐘が卵を運んでくるとされていて、基本的に屋外に隠された卵を子供たちの誰が一番多くの卵を見つけることが出来るのかを競争します。
ちなみに雨が降ったときは室内でやるそうですよ。
正教会やカトリック教会では、イースターの礼拝中に卵の祝福を行うとされています。
何気なく卵の形のお菓子を集めたりしていましたが、こんなにたくさんの意味があるんですね。
他にも、イースターエッグについてはたくさんのゲームのようなものがあります。
なぜウサギが卵を運んでくるの?
では、なぜウサギが卵を運んできて、わざわざ隠したりするのでしょうか?
まず、命の象徴であるとされている卵はキリストの復活を祝うのに相応しいとされています。
同じくウサギもいつでも子供が産めるので、子沢山で一年に何度も出産することから豊穣の象徴とされているのです。
もうひとつは、中世ヨーロッパの農家の習慣で、緑の木曜日という地代を払う日があったのですが、断食期間中に食べることが出来なかった卵をゆで卵にして、狩で獲ったウサギと卵を地代として納めていたという説があります。
おそらくは、この二つの説が混ざってしまい、カラフルな卵をウサギが運んできて隠してしまうという日になってしまったのではないでしょうか。
よく考えてみると、無理があるようにも思えますが、お祭り事のまとめますと、由来というものは意外と無理矢理作ったのではないかという説が多くありますので、仕方のないことなのでしょうかね。
余談ですが、とっても可愛らしいイースターですが、実はイースターの前の準備期間は、日本人からすると恐ろしい40日間の断食期間があります。
これは、イエス・キリストが荒れ野で40日間の断食をしたのがはじめとされています。
まとめ
イースターは、十字架にかけられたイエス・キリストの復活祭であり、その日はウサギが卵を運んできて隠す特別な日で、国によっては隠された卵を見つけ出す(日本で言えば宝探しゲーム)日。と、いうことになります。
皆さんも、もし誰かに聞かれた場合は、こうやって教えてあげてください。
私の家では、娘に教えたところ、これが原因でイベントの度に宝物を家の中に隠さなければいけない決まりが勝手できてしまって大変だったりします(笑