もうすぐひな祭りですね。
雛人形といえば、七段飾りが主流だった頃もありますが、飾る場所やしまう場所などの問題もあり、内裏雛(おびなとめびな)のみを飾るおうちも増えましたね。
すでに雛人形をお持ちの方もそうでない方も、お子さんと一緒に折り紙でかわいい雛人形を作ってみませんか?
人形というと難しそうな感じもしますが、意外と簡単に作れそうですよ。
折り紙で雛人形は作れる?
まず、最も簡単なものは、雛人形のイラストをダウンロードして、印刷した長方形の紙を折るだけでできあがりです。
着物の柄を選べたり、自分で顔や着物の柄をかいたり、ぬりえになっているパターンもあります。ついでにびょうぶもあるのでばっちりですね。
そして、家にある折り紙で作りたいという場合も、簡単なもので5工程ほど、ちょっと難しいものでも12工程ほどでできます。
折り紙の工程はやはり言葉では伝わりにくいですし、折り方にもたくさんの種類がありますので、お子さんの成長やお母さんの実力に合ったものを探していただけたらと思います。
同じものをふたつ作る折り方もありますが、おびなとめびなで、頭の部分や着物の手の部分が違う折り方のものがおすすめです。
たいてい白い部分が顔、色の部分が着物になりますので、千代紙などを使うと、よりそれっぽくなりますね。また、途中や最後に顔をかき入れるものは、そこが一番緊張しそうですね…。
できあがった雛人形は、厚紙に貼ったり額に入れたりして飾っても良いですね。
立体的な雛人形も作ってみよう
せっかく作った雛人形ですから、できれば普通の雛人形のように飾りたいですよね。
そんな時は、少し難易度はあがりますが、自立できるタイプの雛人形に挑戦してみましょう。
立体的といってもそんなに複雑なものではなく、一番簡単なのは、底面にあたる部分を大きく折り返す折り方です。
あとは、折り返した部分を差し込んで底面を三角形にする折り方、全体を丸めて立体的にする折り方もあります。
よりしっかり自立させたい場合は、頭と体を別々に作る折り方もあります。
また、かなり本格的なペーパークラフトなんかもありますね。
細かく大量のパーツをダウンロード、印刷して組み立てるものです。
立体的なものの中で一番のおすすめは、ハサミも使用する伝承折り紙の「小笠原びな」です。ふっくらと愛らしく、格調高い雰囲気も醸し出しています。
飾り付けをしてゴージャスに
内裏雛を作って調子が出てきたら、さらにゴージャスな仕上がりを目指したくなりますよね。
まずは、金色の折り紙でびょうぶを折りましょう。
次に、黒の折り紙でぼんぼりを折ります。
これだけでも雛人形っぽくはなりますが、ひな壇を用意してさらにゴージャスにしていきましょうか。
そして、二段目に飾る三人官女は、赤などの折り紙で座り姿を1体、立ち姿を2体折りましょう。真ん中に座り姿を置きます。
それから、三段目に飾る五人囃子は、青や茶色などの折り紙で座り姿を3体、立ち姿を2体折ります。
左から2番目と3番目に立ち姿を置きます。
いずれも折り方は内裏雛よりはシンプルになりますね。
さらに、ピンク、白、黄みどりの折り紙でひしもちを折り、三方(お供え物の台)を折ったら、その中にひなあられを入れてくださいね。
ピンクの折り紙で桃の花まで折ったら完璧ではないでしょうか…!
最後に
折り紙で作る雛人形は、本当に簡単なものから本格的なものまで、どれを作るか迷ってしまうのもまた楽しい時間ですね。
年齢によって、お子さんひとりで作れるものもあると思います。
もちろん、簡単な折り紙では物足りないという方は、より複雑で難しい折り方を探してみてくださいね。
女の子をお持ちでないお母さんも、お子さんと一緒に季節の折り紙を楽しむということでいかがでしょうか。
ひな祭りが過ぎたらしまっておいて、毎年増やしていくのもまた楽しいですね。