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端午の節句のつるし飾りの意味とは?

この時期になると、色々な場所で吊るし飾りと言うものを良く目にしますよね。
でも、あれは一体何なのかご存知でしょうか。

飾り物の一つと思っていてもなぜ吊るし飾りを飾っているのか、
その理由を知っている方は少ないのではないでしょうか。

今回は、そんな吊るし飾りについてのお話です。

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端午の節句のつるし飾りとは?

そもそも吊るし飾りとは「縮緬(ちりめん)などの着物の布を解いて作った細工物を紐で繋げて、竹等で作った輪に吊るして飾りにした物」のことを吊るし飾りと言います。

健康や幸福の意味を込めて、桃の節句に飾るもので「吊るし雛」とも呼ばれています。

つまり、吊るし飾りはもともとは女の子のものなのですね。

現在では、男の子用に鯉のぼりの細工が吊るされた吊るし飾りがたくさんあります。

これは、赤ちゃんの健康を祝うのに、男の子も女の子も平等にという意味で作られたものです。

飾りのモチーフは、鯉のぼりだけではなく、菖蒲、桃太郎、金太郎、天神様など様々な種類があります。

ひとつ一つの飾りに願いを込めて、丁寧に作られた吊るし飾りを皆さんも飾ってみてはいかがでしょうか?

つるし飾りの始まり

つるし飾りは、静岡県では「雛のつるし飾り」
福岡県では「さげもん」
山形県では「傘福」と地域によって名前が少し違います。

この3つの地域が、吊るし飾りの発祥の地と言われていて、併せて「全国三大吊るし飾り」と呼ばれています。
今では、どこに行っても見かけるものですが、昔は地方独特のものでした。

吊るし飾りの起源ですが、恐らくは江戸時代末期なのではないかと考えられています。

当時、雛人形はとても高価なもので、皇族のものだったと考えられていて、普通の人は買うことができなかったようです。

しかし、一般の家族も子供の幸福と健康を祝うために、子供の為になにかしてあげたいという気持ちがありました。

そこで、どうにかして雛人形の代わりになるものは作れないかと考えた人たちが、各家で布を持ち寄って考えた末に完成したものが、吊るし飾りだったのです。

雛飾りの代わりに作られたものが、今では吊るし飾りとして人形とは別に飾り物として定着したんですね。

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端午の節句の祝いに手作りする

吊るし飾りが雛人形の代わりに作られたものだということは……手作りで吊るし飾りを作っても良いということですね。

少しずつ、子供の幸せを願いながら手作りの吊るし飾りを作ってあげると、子供は喜ぶはずです。

今は、吊るし飾りを初心者でも簡単に作れるように手芸キットもありますし、縮緬の端切れなども手芸店で100円くらいで売っていますから、モチーフを決めて自分で作ることもできますね。

手芸キットは、1000円~10000円とものによっては高額になってしまうので、初めて作る時は安いほうの手芸キットのほうが、作りやすいかもしれません。

高額な手芸キットは、手順が多くて完成までに時間がかかりますので、初めは無理のない範囲で、挑戦してみてはいかがでしょうか?

まとめ

たまにデパートなどに行くと、大量の吊るし飾りが飾ってありますね。
たくさんの小さなモチーフが集まって一つの作品になっている細かさに感心してしまいます。

最初から大きなものは無理だとしても、毎年少しずつ増やしていってあげるのも楽しみの一つになりそうですね。

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