秋の味覚の王様と言えば?
そう。『松茸』です!
『香りまつたけ、味しめじ』と言われるように、松茸は独特の香りが魅力的。味そのものよりも、しゃきしゃきの歯ごたえや香りを楽しむものです。味より香りとは、字面だけでもなんだかとても贅沢ですね。
さて、この松茸。秋の味覚の王様としても名を馳せていますが、もうひとつ。高価なことでも名を馳せています。お高いものだと1万円以上することも。諭吉さんが飛んで行ってしまうという、なんともすごいキノコです。
「松茸は好きだけど、食べたいけど、さすがに1万円は、、、」というあなた。
松茸狩りはいかがですか?
とはいえ、気合だけでは松茸は手に入りません。松茸狩りは山に入ります。きちんとした装備が必要です。あとは、ちょっとしたコツを知っていればうまくいくかも。
それでは、松茸狩りを安全に楽しむために、準備をしていきましょう。
目次
松茸狩りに行く際の服装はコレ
何をするにも気候のいい秋という季節。いつもは家に引きこもりがちな方も、外に出るきっかけになるのではないでしょうか。なんといっても、美味しいものを自らの手で勝ち取りに行くのですからね! 気合も入ろうというものです。
繰り返しますが、松茸狩りは山に入ります。脅すつもりではありませんが、松茸狩りは登山と心得てください。
普段と同じラフな格好で、ちょっとお散歩に行くような気持ちでは大変危険です。心得のある登山家だって遭難することがあるのですから、普段登山と無縁であるようなら、なおのこと注意が必要。自分や同行者を守るためにも、装備はきちんとしてくださいね。
長袖、長ズボン
間違っても半袖はいけません。ましてやスカートなんて論外です。
山にはクマのような大型の動物だけではなく、スズメバチや蛇もいます。
秋は、冬に備えるクマや虫などにとっても大切な食料捕獲の季節です。こちらはのんびり行楽気分でも、あちらは死活問題ですから、ぴりぴりしています。遭遇しないように、また、運悪く遭遇してしまっても、被害を最小限に抑えられるようにしましょう。
おそらく、いちばん遭遇しやすいのはスズメバチだと思います。
服装は長袖・長ズボンと書きましたが、黒い服は避けてください。
何故かといえば簡単な話で、スズメバチに限らず多くのハチにとって、『黒』は『捕食者の色』だからなんです。さなぎや幼虫を食べられたり、その前段階として巣を壊されたりと、とにかく彼らからすれば『退けなければいけない敵』なわけですね。
ですが、ただ黒い服を着ているからというだけで攻撃されたりはしません。攻撃されるのは、彼らを刺激してしまったとき。興奮させてしまったときです。巣に近づいたり、巣を見つけたからと言って騒いだりすることは絶対にやめてください。
スズメバチが「カチカチ」と言い始めたら、ほぼ赤信号。
これはスズメバチの警戒音で、口(大顎)を打ち鳴らしている音。結構大きな音ですので、スズメバチを視認できるような位置なら聞こえると思います。それでも立ち去らない場合、仲間を呼び寄せて襲い掛かってきますので、刺激しないよう静かにその場から離れてください。
また、香水も控えた方がいいものです。一見無関係に思えますが、実は香水に含まれる物質は、スズメバチの類の攻撃フェロモンと同じ物質なのです。
トラブルがなければ攻撃されることがないとはいえ、何が起こるかわかりません。危険な要素を自分から持ち込むのはやめましょう。
また、クマは臆病な性格をしており、大きな音を嫌います。ラジオの音や話し声がするだけでも違います。クマ避けの鈴がありますので、リュックにつけておきましょう。
長靴
山ですので斜面です。それ以外でも、露で濡れていたり、泥でぬかるんでいたり。滑らないよう、ぎゅっと踏ん張れる靴がいいでしょう。蛇対策にもなります。
軍手
必需品。これは次の項目で述べます。
帽子
秋といっても日射しが強く、暑さが厳しい日もあります。スズメバチなどから頭を守る意味もありますので、お忘れなきようお願いします。
リュック
松茸狩りは山に登り、山から下ります。もちろん松茸を収穫するために手を使いますので、両手があくよう、荷物はリュックにまとめましょう。
松茸狩りに行く際に必要な道具や物
まずは軍手。松茸は引っこ抜くものではありません(引っこ抜くにしても軍手は必要ですが)。
松茸狩りは、イメージとしては『宝探し』に近いものがあります。いちご狩りやメロン狩りはいちごやメロンが目の前にあって、それを狩って、、というものですが、松茸は自分で探さなければいけません。その際、落ち葉を掻き分けたり、松茸を傷つけず採取したりするために、軍手は欠かせないのです。
その他必要なものはこちら。
・方位磁石
・タオル
・雨具
・飲み物
・フル充電済みの携帯電話
・虫よけスプレー
・救急用品
それから、携帯電話。忘れずに充電してください。必要に駆られたときに充電が切れたりしたら、笑い話にもなりません。
山は天気が変わりやすいので、雨具も忘れずに!
松茸を子供でも上手に取れるコツ
松茸狩りにはポイントがあります。実際に採れるかどうかはさて置き、ポイントはとても簡単です。
時間
最適な時間は早朝です。
朝は露でまだ枯葉が湿っているため、比較的見つけやすくなります。
松茸は一般的にアカマツの根元に生えています。が、松の根さえあれば、離れたところ、たとえばほかの植物の根元にも生えていることがあります。ものは試しですので、探しに行ってみましょう。もちろん、深入りしすぎて迷子になった、なんていうことがないように注意してくださいね。
場所
松茸は、
・日当たりが良い
・水はけが良い
・風通しが良い
このような場所を好みます。
また、北西方向には生えません。ここで方位磁石を活用するのです。方角を確認してください。山の斜面に生えていることが多いので、地割れや持ち上がりがある場所を探すとよいでしょう。
さて、ここまで松茸狩りの基本的な必要事項を確認してきましたが、、、
子供でも上手に採れるコツって、あるんでしょうか?
答えは、『ない』です。
松茸狩りは探すものです。自然と折り合って採集するものです。そこに、『子供でもできる』『大人だからできる』魔法はありません。
ただ、再三述べているように、松茸は『探すもの』。宝探しです。これに楽しみを見出すことが、楽しく松茸狩りをするポイントだと思います。だから、遊びの天才たる子供には向いていると言っていいと思います。好奇心旺盛な子だったら、なおさら楽しんでくれるでしょう。
「そんなオチかよ!」と言われるかもしれませんが、探索型アドベンチャーにおいて、コツと呼べるものは『ひたすら探す』。これに尽きるんです。
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松茸狩りのチェックポイント、いかがでしたか?
最後がなんだか感覚的なものになってしまいましたが、必要なものや松茸が生えている場所の条件などはまとまったかと思います。それを頭とリュックに詰め込んで、わくわくを心に詰め込んで、今年の秋はぜひご家族で松茸狩りにお出かけください。
最後にもうひとつ。
マナーを守ってくださいね。どこにでも、何にでも言えることですが、できていない方が多いのも事実です。
松茸はとてもデリケートで、いくら採っても来年には元通りというものではありません。松茸を採取したら、穴が開きます。その穴を整地してください。松茸が生えていた場所に土をかぶせ、ならしてください。
また、松茸の傘が開いていた場合は、傘の部分をはたき、菌を地面に落としてから整地してくださいね。来年、再来年、自分たち以外のひとたちも松茸狩りを楽しめるように、採取と整地はやさしく丁寧に行ってください。
また、山での遭難が相次いでいます。入山手続きを取りましょう。ごみは責任をもって持ち帰ってください。
皆様がにこにこ楽しい松茸狩りができますように!