とても暑かった今年の夏も終わり、季節も秋へと変わりつつあります。
そうなってくると楽しみになってくるのは秋の味覚です。脂が乗った秋刀魚や鮭、リンゴや梨などの果物類、今から収穫を迎える新米など、様々な秋の味覚があります。
その中でも、秋の味覚の代表と言えば、松茸ではないでしょうか。
生産している農家の方によると、今年は猛暑だった為、日当たりが十分あり、これから適度の雨が降れば良質な松茸が収穫出来るそうです。
松茸の食べ方として有名なのは土瓶蒸しがあります。そこで今回は、土瓶蒸しの正しい食べ方についてご紹介しますね。
会席料理の正しい食べ方や、土瓶蒸しの基本やプロに聞いた美味しい食べ方など、これを見たら、すぐに松茸が食べたくなるかもしれません。
関連記事今年は松茸狩りに行こう!簡単にとれるコツをチェック?! 関連記事松茸のお吸い物パックに意外と合う和風洋風パスタのレシピまずは会席料理の基本を知っておこう!
松茸の土瓶蒸しが出てくる場面と言えば、会席料理ではないでしょうか。
高級な料亭などで出てくる会席料理ですが、食べ方にも作法があります。
ここでは、会席料理の基本をご紹介します。
まず、会席料理の流れですが、お店に若干の違いはありますが、最初は前菜が出てきます。
続いて、お吸い物が出てきて、その後に土瓶蒸しが出てきます。
その後は、お刺身や焼き物、煮物や揚げ物、蒸し物と酢の物、終盤でご飯やお漬物、最後にデザートが出てきます。
ざっとご紹介するだけでも、これだけ出てきます。
- 前菜
- お吸い物
- 土瓶蒸し
- お刺身や焼き物
- 煮物や揚げ物
- 蒸し物と酢の物
- ご飯とお漬物
- デザート
ちなみに、最初に出てくるおしぼりですが、本来は手を拭う事にしか使えません。
よって、おしぼりで顔を拭いたりテーブルを拭いたりする事はマナー違反となりますので、会席料理を食べる席では注意しましょう。
松茸料理の代名詞!土瓶蒸しの食べ方を、やさしく解説
先程、ご紹介した会席料理の中にも登場してきた土瓶蒸しですが、実は土瓶蒸しにも食べ方の作法があります。
そもそも土瓶蒸しとは、小さめの土瓶を使った料理の事で、中身は、松茸や白身魚、三つ葉や銀杏を、ダシ汁の中に入れて蒸した料理です。
食べ方ですが、中身を食べる前に、すだち(地域によってはカボス)などの柑橘類を、だし汁を入れる杯に擦り付ける様に絞ります。
その後は、ゆっくりと土瓶を持ち、ダシ汁を静かに杯へ注ぎ、自分の口へ入れます。
ここでポイントなのは、まずはダシ汁を楽しむ事です。土瓶の半分程度までダシ汁を楽しんでから、中の具材を楽しみます。
土瓶の蓋を開けた時の香りは、それだけでも贅沢を感じるのではないでしょうか。
これもあり! 日本料理店で聞いた土瓶蒸しの食べ方
土瓶蒸しの基本的な食べ方を、先程はご紹介しましたが、実際に日本料理店の方に聞いたプロの食べ方を、ここではご紹介します。
土瓶蒸しが出されてから食べ終わるまでの作法はあまり変わらないのですが、日本料理店の方に聞くと、ちょっとしたコツで、より美味しく土瓶蒸しを楽しめるとの事です。
そのコツとは、杯に入れたダシ汁にすだちを入れること。こうすると土瓶の中のダシ汁の風味が損なわれません。
確かに、この方法だと、せっかくの良い香りが消えてしまう可能性があるので、少し風味を変えたい時は、この方法が良いかもしれません。
ちなみに、食べ終わった後に、絞ったすだちを蓋の上に乗せておくと、見た目にもオシャレになります。
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会席料理の基本を知っておくと、より土瓶蒸しが楽しめます。最初にダシ汁の味わいを楽しみましょう。
すだちは杯に絞って、風味の変化を楽しむのがポイントです。