結婚式の受付をたのまれて「どうすれば良いのか。どうしたら良いのか。まったく見当がつかない。」と悩む方も多いでしょう。
最低これだけのことをすれば「見当違い、場違い」な思いをしないマナーや、
あとで、あの時こうすれば良かった。なぜこうしなかったんだろう。
と後で後悔しないように受付係がすべきこと、心構えのヒントを紹介します。
当日までに確認すること、そして当日の確認事項
受付を頼まれたら、まず事前に情報を集めることから始まります。
結婚式は、いつ?どこで行なうのか。また、どのようなお客様が出席するのか、本人或いはご家族から聞いておくことも良いでしょう。
また、結婚式場へのアクセスや周辺状況等についても予備知識的にネットなどで調べておくこともおすすめします。
結婚式当日は開始時間より早めに会場に出向き、まずはご親族関係者にご挨拶をして、式場関係者と打ち合わせを行います。
- 受付の場所
- 立ち位置
- ご親族と一般の出席者との区分
- 芳名帳と筆記用具は揃っているか
- 式次第、席次表は用意されているか
- ご祝儀の受取保管場所
- お届け物の扱い
- 新郎新婦やご親族に直接連絡する必要のあるお客様はいるのか
- 親族やお客様の控室はあるのか
- 駐車場や駐車券の手配はあるのか
等一つ一つ確認をしながら、これらの内容について綿密に打ち合わせします。この時はしっかりメモを取りましょう。
初めてでも安心!受付係を完璧にするための心構え、服装など
受付は結婚式・披露宴に招待されたお客様が、最初に訪れる場所です。
そして受付係は、両家を代表してお迎えするという大役を担っています。ただ、あまり緊張すると頭真っ白になってしまい、せっかく打ち合わせたとこが全部飛んでしまいます。
そこでメモが役立つのです。受付が始まる前に、読み直しすることも良いでしょう。
そして、深呼吸して、肩の力を抜く、これで準備は完璧です。
服装に関しては、あまりこだわりはありませんが、挙式という晴れやかな日ですので、男性は黒のフォーマルウエア或いは、濃紺のスーツにネクタイ。
女性は、着物或いはパティードレスで、清楚な感じの物が良いでしょう。多少は、華やかさがあっても良いかもしれません。ネックレス、コサージュ等でアクセントをつけることも良いでしょう。
結婚式で好印象を与える!! 受付挨拶マナー
昔は「祝言」今は「結婚式・ウエディングパーティー」等と言います。ならば、受付は、単なる案内係でなく「コンシェルジュ」といってもいいでしょう。
では、コンシェルジュは何をするにかといいますと、受付にきたお客様に、今日のウエディングパーティーの案内役です。清楚な装いで正対し、優しく微笑んで接します。そして、会釈をすることも忘れないようにすると好印象です。
受付開始の1時間前にはスタンバイして、受付周り(テーブルの状態や芳名帳・筆記用具・祝儀保管場所)をチェックしましょう。
30分前には受付ができる様に準備を完了します。
受付では、お客様も意外に緊張しています。「ご苦労様です。」などのねぎらいの言葉をかけます。すると、お客様は、気持ちよくお祝いの言葉をかけてくれるでしょう。
ご祝儀は、両手で受取り「お預かりします(ありがとうございます)」の声掛けも大事です。
そして、芳名帳への記帳のご案内をして記帳を確認してから、席次表等をわたします。その際に、控室等のご案内も併せて行い、会釈することも大事です。
ご案内の時は、受付の席を空席にしないよう、一緒に受付をする方と打ち合わせしておきましょう。
まとめ
結婚式は新郎新婦には生涯忘れられない一大イベントです。ちょっとした行き違いが、結婚式そのものの雰囲気を台無しにしてしまう事があります。
受付というお仕事は、ご両家を代表してお客様をお迎えし「おもてなし」への水先案内人にもなります。清楚に、そして厳かに、お客様に心ゆくまで楽しんでいただける雰囲気作りに努めましょう。