最近はメールでやり取りする事が多くなり、はがきを出す事が少なくなりました。
しかし、中にはメールで済ます事の出来ない内容もあります。
それは、喪中はがきです。
年賀状やクリスマスカードと違い、お世話になった方に不幸があった事を知らせる悲しいはがきです。
自分が出す立場になったり、またはもらう立場になる可能性がある喪中はがきの基本や、返信のマナーなどをご紹介しますね。
喪中はがきを出す・もらった時の返信方法など覚えておきましょう。
喪中はがきって、いつごろから用意すれば間に合う?
そもそも、喪中はがきとは、どういう物なのでしょうか。
自分の近親者(配偶者など)に、一年以内に不幸があった時、年賀状の時期に相手先へ、その事を知らせるはがきの事です。
また、喪中はがきの内容は、以下の様な記載があります。
・喪中につき新年のご挨拶を失礼させて頂きます。
この意味は、年賀の挨拶を控えてほしいとの旨です。
例年は、おめでたい挨拶で溢れる年末年始ですが、喪中はがきをいただいたときは、そういった祝い事を控えてほしいとの意味も含まれています。
また、はがきを送る為に必要な切手にも、喪中を表す模様が描かれています。
自分が出す立場の時には気を付けておきましょう。
喪中はがきの種類いろいろ
先程は、喪中はがきの基本についてご紹介しました。
それでは、喪中はがきの種類とは、どんなタイプがあるのでしょうか。
通常の年賀状は、カラフルな模様が書いた物ですが、喪中はがきは派手な絵柄などはありません。また、はがきにも薄い色がついており、それ以外には文字などはありません。
ちなみに、薄い色とはグレーですが、もちろん無地の白でも問題ありません。
また、文言を書く文字は、黒やグレーが多く使われています。
特にこれと言った決まりはありませんが、グレー色の方が、よく使われています。
香典などを薄墨で書くのと同じで、濃いよりも薄い方が涙で薄くなったという意味で悲しみを表します。
また、一部のはがきには予め蓮の花が描かれている物もあり、先程の文字と併せて、喪中の雰囲気を出す事が出来ます。
喪中はがきの返信 口頭はNGのワケとは
これまで、こちらから喪中はがきを出す事を前提にご紹介してきましたが、逆に喪中はがきを受け取った場合には、マナーなどはあるのでしょうか。
大きく分けるとマナーには、次の様な事があります。
- 返信など何もしない
- 喪中はがきをもらってから、相手先に年内中に、喪中見舞いとして返事を届ける
- 年末は何もせずに、年が明けてから年始状を送る
- 寒中見舞いとして1月7日以降に送る
寂しい気持ちで過ごす年末年始でもあなたからの返信で心が温まるかもしれません。
ちなみに、寒中見舞いとして送る場合ですが、正月の郵便事情などで、気持ちを伝えるはがきの発送が遅れる可能性もありますので、可能であれば、喪中はがきを受け取ったら、なるべく早く返信を送る事を心がけましょう。
また、口頭もしくはメールで気持ちを伝える事もマナー違反だと言われています。きちんといただいたとおりに返すのがマナーです。
喪中はがきでいただいたら、必ずはがきを送る様にしましょう。
まとめ
喪中はがきでの悲しいお知らせをいただいた場合は、できるだけ返信をしましょう。
あなたの一言が悲しみに沈む相手の励ましになるかもしれません。