新年早々はイベントが沢山あって楽しいですよね。お正月、節分、バレンタインデー等々。
そして、バレンタインの後にあるイベントが桃の節句であるひな祭りです。
女の子が主役のイベントなので料理にしても部屋の飾りつけにしても可愛くいきたいですよね。
私自身、先日娘のひな人形を購入しました。
その人形を飾れることを楽しみにしつつ、今回はひな祭りの料理の由来についてご紹介していきたいと思います。
ひな祭りに欠かせない料理
ひな祭り(桃の節句)の由来について、1年の節目となる日を節句と言いますが、元々は中国から伝わった暦上の節目の日で、奇数が重なる日に邪気を祓う行事が行われていたものです。
日本に伝わった後、少しずつ変化し、江戸時代にはお祝いの日として公的に定められましたが明治時代に廃止されました。節句は1年に5つあり、その中の1つが3月3日です。
ひな祭り自体は、京の貴族階級の子女から始まった人形遊びが起源で江戸時代に庶民へと伝わり、次第に3月3日に、女の子のお祝いの儀式として人形を飾るしきたりが定着していったとされています。
ひな祭りには伝統的なお祝い膳の献立があります。
料理としては、①ちらし寿司、②蛤のお吸い物、③ひなあられ、④菱餅、⑤白酒があります。次の章で具体的に紹介したいと思います。
縁起がいいひな祭り料理の由来
ひな祭りの料理にはきちんと意味があります。
①ちらし寿司
ちらし寿司に関しては明確な由来はありませんが、ちらし寿司を食べる意味はきちんと存在しています。お祝いの席には平安時代に伝わった「なれ寿司」が用いられたからとの説もありますが、見た目が美しくなく、今のお寿司とは全然違うものです。
ちらしずしの具には海老や菜の花をつかっていますよね。
海老は長生きの象徴・菜の花は春らしさを表し、この季節のお祝いらしさも出せるし、ちらし寿司は彩りが美しいので、華やかな女の子のお祭りにはぴったりですよね。
ちらしずしには沢山の具が入っているので、成長しても食べ物に困らないようにという願いも込めて作られています。
②蛤のお吸い物
蛤の貝殻は貝合わせという遊びにも使われるように、一対になっている相手以外とは合いません。こうした事から、たった一人の運命の相手と生涯連れ添うようにという願いがこめられています。
③ひなあられ
昔は、雛人形に春の景色を見せてあげる「ひなの国見せ」という風習があり、ごちそうと共に「ひなあられ」持って出かけたといわれています。ひなあられは、地域によって違いがあり、関東では砂糖で味付けして色鮮やかな色がつけられたもの、関西では、醤油や塩で味付けされたものが食べられます。
子供達の為というよりも、雛人形の為のお弁当だったのかもしれませんね。
④菱餅
菱餅とは、雛人形にも飾られている3色の菱形のお餅のことです。
3色になったのは明治時代からで元々は、緑一色でした。昔の中国で3月3日に母と子供の健康を願い、食べられていた母子草で作られたお餅が日本にやってきて、よもぎを使ったよもぎ餅に変わったと言われています。
その後、江戸時代には子孫繁栄を願って、菱(ひし)を入れた白い餅が加わり、明治時代に魔よけ解けとして、くちなしで作られた赤い餅を合わせるようになり、現在の3色のお餅になりました。
重ねる順番は下から緑白赤と下から白緑赤に重ねる二通りありますが、どちらも春の情景を表しており、赤が一番上であれば下の順番はどちらでも問題ありません。
⑤白酒
元々は桃花酒という薬酒が飲まれていました。桃には邪気を祓って気力や体力を充実させる効果があり、桃の花で作られた桃花酒を飲んでいたようです。江戸時代からは、白酒の方に人気が集まり、現在では桃花酒の代わりに白酒が飲まれるようになりました。
ひな祭りの料理が映えるテーブルセッティング
メインで出す料理は決まっているので、それらを映えるようにテーブルセッティングしていきたいですよね。ピンク色のテーブルクロスや桜色の食器を使うだけでも雰囲気は出そうです。
日本っぽく和紙や和柄の折り紙を敷くと、ちょっと上品な感じになりますね。
100円ショップで可愛い柄が調達できますので、子供と一緒に折り紙しながら作るのも素敵です。
竹籠はお菓子だけではなく、桜を飾るのにも使えるので、ひなまつりの飾りにはおススメです。料理の演出には竹籠の上に食材を置き、桜の花びらを飾れば春の雰囲気たっぷりになります。
飲み物に花びらを浮かべても雰囲気が出ていいですね。
テーブルセッティングはアイデア次第で、いろいろできます。セッティング後は写真を撮って毎年いろんなバリエーションを増やしていきたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。私自身の子供のひな祭りは、人形と袴を調達し、料理は考えていたものの、テーブルセッティングなんて考えていませんでした!
100円ショップなどで調達して雰囲気を出していこうかなと思います。
皆さんも素敵な時間を過ごしてくださいね。